BLOG塗装職人の年収・給料・キャリア全解説！
1.塗装職人の年収・給料を徹底解説
1-1.塗装職人の平均年収と経験による差
塗装職人の年収は、働く場所や経験年数によって大きく変わります。
K's塗装では、だいたい300万円から800万円くらいが目安です。
一般的には未経験で入社した場合、年収250～300万円程度が多いかと思います。
ですが、3年、5年と経験を積んでいけば年収は上がり、ベテランになると600万円を超えることもあります。
K's塗装では、5年目頃から戸建てや小規模のアパートの職長が出来るようになると400万円前後、8年目頃は中規模マンションの職長で450～500万円程度、10年を超えた頃からは実力によって500万円～という感じとなっています。
塗装職人の仕事には大きく日給制と月給制があります。
日給制では1日13,000円前後と少し高めに設定されている場合がありますが、雨などで現場がお休みになるとお給料が発生しない場合が多いです。
月給制は20万円～25万円ですが、雨の日の手当など毎月の収入が安定する傾向があります。
1-2.地域や企業規模による給料の違い
住んでいる場所や働く会社の規模でも、年収に大きな違いが出ます。
たとえば、東京や大阪など都市部は建物の数が多く、工事の需要もあるので、比較的高めの給料が出ることが多いです。
一方、地方の小さな町だと、同じ作業でも給料が安めになることがあります。
また、大きな工務店や建設会社で働くと、福利厚生がしっかりしていて安定した収入が見込めます。
反対に、個人経営の会社や小規模な工務店では、収入にばらつきがあることも。
ただし、小さい会社のほうが自由度が高く、やりがいを感じる人も多いです。
1-3.従業員数や売上額と年収の相関関係
会社の規模が大きく、従業員の数が多いところは、それだけ仕事量も多く、年間の売上も高くなりやすいです。
そういった会社に所属していれば、給料も安定し、年収も上がりやすい傾向があります。
また、売上が良い会社では、ボーナスや手当てが多めに出ることもあります。
たとえば、安全手当、皆勤手当、資格手当などがつくことで、年収がプラス50万円以上になることも。
従業員として安定を求めるなら、こういった会社を目指すといいでしょう。
1-4.資格や技能を持つ職人の収入アップ
塗装職人は、資格や技能が収入に直結する職業です。
たとえば、「一級塗装技能士」や「有機溶剤作業主任者」といった資格を持っていると、現場で重宝されるので、日給や月給がアップします。
資格を取るには、勉強と実技の両方が必要ですが、持っていると就職でも有利ですし、会社の中でも役職がついたりします。
資格があるだけで1万円以上給料が上がることもあるので、積極的にチャレンジして損はありません。
K's塗装では、資格の取得費は会社が負担しますので、積極的に資格を取得してもらっています。
2.塗装職人の仕事内容とスキル
2-1.塗装工事の知識と技術を磨く方法
塗装職人の仕事は、ただペンキを塗るだけではありません。
まずは下地をきれいに整える「下地処理」や、塗料の種類を正しく選ぶ知識も必要です。
使う道具もいろいろあって、ローラー、刷毛、吹き付けなどを場面によって使い分けます。
技術を上げるには、先輩の仕事をよく見て、実際に手を動かして覚えるのが一番です。
地道な努力が大切ですが、現場で毎日コツコツと働いているうちに、少しずつ上達していきます。
2-2.外壁塗装やリフォームで活躍する職人
最近では、家のリフォームが増えていて、その中でも外壁塗装の需要が高まっています。
外壁塗装は、家の見た目を良くするだけでなく、雨風から家を守る大事な仕事です。
長年の経験がものをいう仕事なので、職人の腕が評価されやすい分野でもあります。
また、戸建てだけでなくアパートやビル、工場など、いろいろな建物の塗装もあり、現場ごとに工夫が必要です。
そういった経験を積めば、どんな現場でも対応できるようになり、信頼される職人に育っていきます。
2-3.必要な資格や取得方法を徹底解説
塗装の仕事に関わるうえで、取っておくと良い資格を紹介します。
一番よく知られているのが「塗装技能士」です。
これは国家資格で、3級、2級、1級があります。1級を取るには実務経験が必要ですが、現場での評価は高くなります。
「足場の組立て等作業主任者」や「高所作業車運転技能講習修了証」も、仕事の幅を広げるためには役立ちます。
資格は、職業訓練校や専門学校、または通信講座などで勉強して取ることができます。
3.独立を目指す塗装職人に知っておくべきこと
3-1.一人親方としての収入とリスク
塗装職人としてある程度経験を積むと、「独立して自分で仕事をしたい」と考える人も多いでしょう。
独立して一人親方になれば、自分のペースで働けますし、頑張った分だけ収入も増やせます。うまくいけば年収1,000万円以上も夢ではありません。
ですが、いいことばかりではありません。一人親方になると、仕事の受注から材料の手配、請求書の作成まで全部自分でやらなければなりません。
仕事がなければ収入もゼロですし、ケガや病気をしたときに仕事を休めば、その分の収入も減ってしまいます。
また、建設業には「建設業法」という決まりがあり、ある金額以上の仕事を請け負うには「建設業の許可」が必要です。
一人でやるには限界もありますので、自分の目標に合った働き方をよく考えることが大切です。
3-2.独立前の準備と成功する営業戦略
独立して成功するためには、しっかりした準備が必要です。
まずは技術を磨き、信頼される職人になることが一番です。
お客さんや元請け業者から「この人に頼みたい」と思ってもらえることが大事です。
営業の面では、知り合いや過去の取引先から仕事を紹介してもらうのが一般的です。
また、最近はSNSやホームページで自分の仕事を紹介する人も増えています。
「どんな仕事をしているか」「料金はどのくらいか」「対応エリアはどこか」など、わかりやすく発信することで、お客さんの信頼も得やすくなります。
名刺やチラシなどの宣伝も、意外と効果があります。
地域の掲示板やスーパーなどに置かせてもらうのもひとつの手です。
最初のうちは地道な努力が必要ですが、少しずつ信用と実績を積み上げていくことで、安定した仕事につながっていきます。
3-3.独立後の経営で気を付けるポイント
独立してからは、現場の仕事だけでなく「経営者」としての考え方も求められます。
たとえば、材料費や人件費をしっかり管理して、赤字にならないようにすることが大事です。
税金や保険も忘れてはいけません。個人事業主として確定申告を毎年おこない、必要な税金をしっかり納めることが義務になります。
また、「労災保険の特別加入」などに入っておくと、ケガをしたときに安心です。
さらに、お客さんとのトラブルを防ぐためには、見積書や契約書をきちんと作成しておくことが大切です。
口約束だけで工事を始めると、後から「聞いていない」と言われて困ることもあります。
経営の知識は、最初は難しく感じるかもしれませんが、市や県の商工会議所などで無料相談もできますので、うまく活用しましょう。
4.塗装職人の転職・キャリアアップ情報
4-1.求人情報や転職サイトを活用するノウハウ
もし今の職場に満足できていないなら、転職を考えるのもひとつの手です。
転職をうまく進めるには、まず自分の希望をはっきりさせることが大事です。
「もっと給料を上げたい」「通いやすい職場がいい」「技術をもっと学びたい」など、自分が大事にしたいことを整理しておきましょう。
今はインターネットの求人サイトでも、塗装職人向けの情報がたくさん見つかります。
ハローワークや建設業専門の転職サイトを使えば、自分に合った会社を探しやすくなります。
求人を見るときは、給料だけでなく、労働時間や休み、福利厚生もよくチェックしましょう。
また、実際に働いている人の口コミや会社の評判を調べることも大事です。
4-2.働きやすい職場や待遇を見極めるポイント
働きやすい職場を見つけるには、面接のときにいくつかポイントをチェックしておくといいでしょう。
たとえば、現場までの移動手段や集合時間、道具の貸し出しがあるかどうかなど、自分の負担がどのくらいかを確認しておくことです。
また、先輩職人たちがどんな雰囲気で働いているかも重要です。見学ができる会社なら、実際に現場を見せてもらうと、雰囲気がわかりやすくなります。
そして、ちゃんとした労働契約があるか、社会保険に加入してくれるか、ボーナスや昇給の制度があるかといった部分も、長く働くうえでは大きなポイントになります。
5.まとめ：塗装職人の年収アップの秘訣と転職情報
塗装職人として年収をアップさせるには、まずは技術をしっかり身につけて、現場で信頼される存在になることが基本です。経験を積んで資格を取れば、収入も上がりやすくなります。
また、働く会社の選び方や、独立のタイミングも収入に大きく関係してきます。
安定した会社で働くのもよし、思い切って独立して自分の力を試すのもよし。自分に合った道を見つけて、前向きに挑戦していくことが大切です。
転職や独立を考えるときは、よく調べて計画を立てることが成功のカギです。情報を集めて、自分の可能性を広げましょう。
塗装職人は、手に職をつけて長く活躍できるすばらしい仕事です。未来を明るくするために、いまできることから一歩ずつ始めていきましょう。